手頃な価格で好立地、好みの空間をつくれる自由度の高さなどで、年々人気が高まる中古物件。
安心して中古物件を買うための手段として「インスペクション」が注目されています。
インスペクションとは何か、どのようなメリットがあるのか、詳しくご説明します。
インスペクションとは?
インスペクションは、直訳すると「診断」や「検査」。
住まいの現状を正しく知ることができる、いわば建物の健康診断です。
「築年数が古いけど大丈夫?」
「傷んでいる部分があるのでは?」
といった中古物件ならではの不安を抱いている方も多いますが、そんな不安を解決するのが「インスペクション」。
住宅の設計・施行に詳しい建築士などのプロが、住宅の劣化や不具合の有無を検査・診断し、メンテナンスすべき部分やその時期、費用などを第三者的な立場でアドバイスをします。
客観的な視点で建物をチェックしてくれるので、建物の状態を正確に把握できるのが特徴です。
インスペクションのメリットは?
● 第三者である専門家のチェックにより安心して購入できる
● いつ頃、どの程度のメンテナンスが必要となるか、見通しを立てられる
● 構造、基礎、設備などの住まいのコンディションがわかる
● リフォーム計画の有力な資料になる
● 家の履歴書を残して資産価値を保てる
● 購入後のトラブルを未然に防ぐ
インスペクションを行うタイミング
「申し込み後」「契約前」の段階で行うのがベスト。
この段階では契約前であり、仮に欠陥や不具合が見つかっても、無条件で引き返すことができます。
ただしリフォームやリノベーションで建物の一部を解体する際の診断が有効な場合もありますので、相談しましょう。
おわりに
中古物件の場合は、売主も買主も個人であることが多いので、住宅の状態についてしっかりと理解したうえで購入の意思決定をする必要があります。
安心して取引を行うためにも、インスペクションをオススメします。