【2025】中野区のリノベーション補助金・助成金制度について
2025.03.25エリア
リノベーションを検討する際、費用面での負担を軽減し、資産価値を高めるために、自治体が提供する補助金・助成金制度を活用することは非常に有効です。
東京都中野区でも、さまざまな補助金・助成金制度が設けられています。
本記事では、2025年時点での中野区におけるリノベーション補助金・助成金制度の種類、申請の流れ、そして申請に必要な書類についてご紹介していきます。
【中野区】リノベーション補助金・助成金制度の種類
中野区では、住宅のリノベーションやリフォームを促進するため、さまざまな補助金・助成金制度を設けています。
住宅の耐震化促進事業(木造住宅の建替え・除却助成制度)
1981年5月31日以前に建てられた2階建て以下の木造戸建住宅を所有する方は、建て替えや除却に対する助成を受けることができます。
助成金は最大250万円で、工事費の3分の2が支給されます。
とくに防火地域内では、支給額が最大400万円に増額され、助成率も6分の5にアップします。
対象となる住宅は簡易耐震診断で評価が1.0未満のものや、耐震診断で上部構造評点が1.0未満の住宅です。
介護保険住宅改修
要介護や要支援の認定を受けた区民が、自宅のバリアフリー改修を行う際に支援が受けられる制度です。
改修工事の費用の7割~9割が補助され、最大20万円までの支給が受けられます。
対象となる工事には、手すりの設置や床段差の解消、滑り止めの材料変更、移動の円滑化を目的とした通路や床の改修が含まれます。
ただし、一般的なリフォーム工事や新築工事は対象外となっているため、事前に内容を確認することが重要です。
自立支援住宅改修等給付事業(住宅設備改修)
65歳以上で要支援や要介護認定を受けた方を対象にした助成金制度で、主に浴室やトイレなどの設備改修が対象となります。
前年の所得が200万円未満であることを条件とし、改修工事に対して、最大20万円までの補助が支給されます。
浴室やトイレの改修は20万円まで、台所の改修については車椅子の使用者向けに最大13万円が補助されます。
自立支援住宅改修等給付事業(住宅改修予防給付)
介護認定において「非該当」とされる65歳以上の方が対象となる制度で、バリアフリー改修を行う際に補助が受けられます。
この制度の補助は最大20万円で、手すりの取付けなど、介護保険の住宅改修に類似する工事が対象となります。
所得の制限として、前年の合計所得が200万円未満であることが必要です。
また、工事を伴わない腰かけ便座やスロープ、手すりなどの日常生活用具にも補助が出るため、必要な場合はこれらを併用することが可能です。
重度障害者(児)等日常生活用具給付事業(住宅改修費)
重度障害者(児)のための住宅改修費補助も提供されています。
対象者は、一定の障害を持つ6歳以上65歳未満の方で、バリアフリー改修に対して最大20万円の補助を受けることができます。
対象となる改修工事には、手すりの設置や段差の解消、滑り止め・移動円滑化を目的とした床材の変更などが含まれます。
【中野区】リノベーション補助金・助成金申請の流れ
中野区でリノベーション補助金・助成金を申請する際、一般的な申請の流れは以下の通りです。
制度の確認
最初に行うべきは、自分のリノベーション内容がどの補助金・助成金の対象となるかを確認することです。
中野区には、省エネルギー改修や耐震化、バリアフリー化などさまざまなリノベーションに対応した補助金・助成金があります。
中野区の公式ウェブサイトや関連資料を確認し、自分の工事内容に適した補助金制度を特定しましょう。
事前相談
申請前に、中野区の担当窓口で事前相談を行うことをおすすめします。
事前相談では、補助金・助成金の申請に必要な書類や手続きを確認できます。
これにより、申請書類の不備を防ぐことができ、申請後のスムーズな審査をサポートします。
また、条件や注意点も相談時に詳しく確認できるので、申請を行う前にしっかりと準備を整えておきましょう。
申請書類の準備
必要な書類を整えることは、申請において非常に重要なステップです。
必要書類には、申請書、工事計画書、見積書、住宅所有を証明する書類、現況写真などがあります。
補助金・助成金の種類によって求められる書類が異なるため、事前に担当窓口で確認し、漏れなく準備を進めることが大切です。
申請書の提出
すべての必要書類を整えたら、申請期間内に提出します。
提出先や期限は、各補助金・助成金制度によって異なるため、公式サイトで情報を確認し、指定された方法で提出を行いましょう。
申請後は、審査を経て補助金・助成金が交付されます。
申請書類の不備がないように確認し、申請を行いましょう。
【中野区】リノベーション補助金・助成金申請に必要な書類
中野区でリノベーション補助金・助成金を申請する際には、適切な書類を整えて提出することが求められます。
事前に必要書類を確認し、準備しておくことで申請がスムーズに進むため、以下の書類を参考にして準備を進めましょう。
申請時に必要な書類
補助金申請書(制度ごとの指定書類)
申請する補助金・助成金の制度に基づいて、専用の申請書を提出します。
各制度に指定されたフォーマットに記入し、提出してください。
工事見積書
リノベーションの内容や工事費用の詳細が記載された見積書が必要です。
工事の規模や内容に応じて、見積もりを依頼しましょう。
不動産登記事項証明書
申請者が中野区内で住宅を所有していることを証明するための書類です。
登記情報を確認し、最新の証明書を用意してください。
工事前の写真
リノベーション対象となる箇所の現状を示す写真を提出します。
工事を行う前の状態がわかる写真を撮影しておきましょう。
工事計画書
改修内容や使用する設備・建材の詳細を記載した工事計画書が必要です。
計画書には、工事の目的や作業内容を具体的に記載しましょう。
住民票または法人登記簿謄本
申請者が中野区内の物件の所有者であることを確認するための書類です。
住民票(個人の場合)または法人登記簿謄本(法人の場合)を用意しましょう。
納税証明書
住民税や固定資産税などの税金の滞納がないことを証明する納税証明書を提出します。
税金が滞納されていないことが確認される必要があります。
工事完了後に必要な書類
工事完了報告書
リノベーション工事が完了した後に、工事内容や成果を報告するための書類を提出します。
工事後の写真
工事後にリノベーションされた部分の写真を提出し、改修が完了したことを証明します。
最終請求書・領収書
工事費用の支払いを証明する最終請求書と領収書を提出します。
支払いが完了したことを証明するために必要です。
施工業者の工事完了証明書
工事を実施した業者からの完了証明書も提出が求められる場合があります。
施工業者に証明書の発行を依頼しましょう。
おわりに
本記事では、2025年時点での中野区におけるリノベーション補助金・助成金制度の種類、申請の流れ、そして申請に必要な書類についてご紹介しました。
補助金・助成金の制度を活用することで、リノベーションの費用負担を軽減しながら、快適で安全な住環境を実現することができます。
申請の際は対象となる補助金の条件をよく確認し、必要な書類を事前にそろえておくことが重要です。
また、申請手続きには時間がかかる場合があるため、余裕を持って準備を進めることをおすすめします。
リノベーションを検討している方はぜひ中野区の補助金・助成金制度を活用し、より良い住まいづくりに役立ててください。


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