子ども部屋を作る際、「どのような部屋にリノベーションするか?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

幼少期から思春期、そして成人後といった子どもの成長により、部屋に求めるものも変わってくると思います。

子供が成長するたびに、リノベーションをすることは難しいため、どのように作っていくかが悩みどころでしょう。

今回は、子ども部屋のリノベーションを成功させるポイントについてご紹介します。

子供部屋のリノベーション事例

子供部屋のリノベーション事例を2つ紹介します。

子供部屋をリノベーションする際の参考にしてください。

ロフトのある暮らし


ご家族のご希望は、寝室、子供部屋、収納スペースを作ることでした。プラン提案前の現地調査時、お風呂の点検口から見えたスペースの高さが2メートル程度であることが分かりました。

スクールバスは、この小さな空間を活かした暮らしを提案しました。そのために、キッチン上にロフトスペースを作り、アイアン手すりの階段を設置しました。そうすることで、ロフトをお子さんたちのお部屋として使用することで、玄関、洗面、キッチン周りなど、他の空間に余裕が生まれました。

事例:https://www.school-bus.jp/gallery/70/
引き渡し式:https://www.school-bus.jp/gallery/ceremony/10155/

我が家が遊び場-PLAYGROUND-


6人家族が暮らす、マンションの最上階でリノベーションされたおうち。オリーブグリーンカラーのキッチンや、ユニット収納が施されたランドリールーム、ロフトやハンモックが付いたキッズルーム、天井まである本棚から繋がるウッドデッキなど、子どもたちと一緒に楽しめるワクワクのリノベーション空間になりました。

事例:https://www.school-bus.jp/gallery/10/
引き渡し式:https://www.school-bus.jp/gallery/ceremony/10224/

子供部屋のリノベーション費用

子供部屋をリノベーションするのにかかる費用は、様々な要因によって異なります。例えば、リノベーションする部屋の広さ、必要な工事や修繕の内容、使用する素材や家具、専門家の手配などによって費用は変わってきます。

一般的に、簡単なリノベーションであれば10万円から30万円程度、より大規模なリノベーションであれば100万円を超えることもあります。具体的な費用は、リノベーションの目的や範囲によって異なるため、専門家に相談することをおすすめします。

新しく部屋を増設する場合

一般的に、増設する部屋が小さめで簡単な工事であれば50万円から100万円程度、大きな部屋や複雑な工事が必要な場合は200万円を超えることもあります。

既存の部屋を2つに分ける場合

兄弟で使っていた部屋に間仕切りを設けて、1つの部屋を2つに分けるというケースです。

一般的に、簡単な工事であれば30万円から50万円程度、大規模な工事が必要な場合は100万円を超えることもあります。

具体的な費用は、部屋の目的や範囲、施工業者の価格設定によって異なるため、専門家に相談することをおすすめします。

子供部屋におすすめの広さ

子ども部屋のサイズは、子どものニーズに合わせて適切な大きさを選ぶことが重要です。今回は、4.5帖・6帖・8帖の3つに分けてレイアウトを紹介します。

4.5帖

勉強と就寝するスペースのみであれば、4.5帖で足ります。

シングルベッドや学習机などを置くことが可能なので、居室のスペースが少ないケースや、子ども部屋を少し不便にしてリビングに出てきてほしいというケースにも最適な選択肢です。

また、収納を除いて4.5帖の場合、クローゼットなどの収納も必要ないので、実用性も高いです。

家の広さや部屋数などの状況によっては、狭いスペースしか利用できない場合もあります。

その場合は「上がベッド・下が机になっている家具」、「ロフトを設けて上下の空間をうまく活用する」といった方法があります。4帖未満の部屋でも、勉強スペースと就寝スペースを設けることができます。

6帖

6帖は子ども部屋のサイズ感として最も一般的です。

・シングルベッド
・学習机
・本棚
・キャビネット

などを必要な家具を置くことができるスペースです。

しかし、クローゼットなどの収納スペースがない6帖と、部屋サイズを4.5帖+収納1.5帖で計6帖では、広さが異なる可能性があるため注意が必要です。

6帖であれば、兄弟で1つの子ども部屋を共有することも可能です。

しかし、やや窮屈な状態になることがあるため、二段ベッド+学習机2つを置くなどして、快適な空間作りに活用しましょう。

8帖

子ども部屋の空間がかなり広く、シングルベッド+学習机、テレビ、ローテーブルなどを置ける8帖以上の広さがあれば、友人を招いて談笑したり、兄弟で部屋を共有したり、プライベートなエリアを作ることも可能です。

二段ベッドを真ん中に配置し、両側に机を1つずつ置くことで、フルに活用しやすくなります。

また、子供の年齢が上がってきて、個室が欲しくなった場合は、間仕切りで分けることもできます。仕切る際は、出入り口や照明、窓などを計画的に配置することも考慮しましょう。

子供部屋のリノベーションを成功させるポイント4選


子供部屋のリノベーションを行うときに意識してほしいポイントを4つ紹介します。

・部屋にこもりやすい環境にしない
・集中して勉強できるレイアウトに
・プライバシーにも配慮する
・子どもが成長しても使いやすく

部屋にこもりやすい環境にしない

子どもの様子を見守るために、子ども部屋の配置に考慮することが大切です。

親であれば子どもの微妙な変化や様子にいち早く気づいておきたいものです。

そのためには、玄関から子ども部屋までの動線を親の目が届くようにする必要があります。

たとえば「子ども部屋に行くまでにリビングを通らなければならない」といったような配置であれば、外から帰ってきた子どもの様子を見ることができます。

子ども部屋が孤立した配置にあると、生活する中で家族と顔を合わせる機会も減少してしまいます。

集中して勉強できるレイアウトに

最近では親に見守られながらリビングで勉強するという子どもも増えてきました。

しかし成長して大きくなるにつれて、個室での勉強スタイルに切り替える子どもも多いでしょう。

そういった際、個室で集中できるようなレイアウトにしてあげたいものです。

例を挙げるとすると、学習机は「ドアが後ろに無い」「机周辺に気になる・興味をひくものが無い」といった場所に置くと集中できるとされています。

ゲーム・漫画など趣味に関するものは、学習机から遠ざけて視界に入りづらくしておくのがおすすめです。

一方で、辞書や参考書など勉強に関するものは学習机の近くに置いて、すぐに手に取れるようにすると良いでしょう。

プライバシーにも配慮する

ある程度成長した子どもであれば、プライバシー面に関しても配慮が必要になります。

勉強に集中することはもちろんですが、子どもが熱中したいと思う趣味を持っていたり、1人になれる空間としてリラックスしたりできる「子ども部屋」を作ることも子ども部屋のリノベーションにおいて大切なポイントです。

密室度が高く、こもりやすい空間を作らないことは大切ですが、子どものプライバシーにも配慮して、家族間でお互いの存在を感じられるような配置に工夫することが理想的です。

子どもが成長しても使いやすく

日々子どもは成長します。

そのため、子どもが成長しても使いやすい子ども部屋にリノベーションすることが大切になります。

たとえば、棚や収納を子どもの成長に合わせて高さ・形・容積が変えられるものにするといつまでも使い続けることができるでしょう。

ちなみに、子ども部屋が必要であるとされている期間は10年前後だとされています。

その中でも特に短い幼児期・幼少期の期間だけにとらわれるのではなく、子どもが大人になって独立した後、使わなくなったスペースを有効活用できるよう計画を立ててリノベーションを行えると良いでしょう。

年の離れた子どもが2人以上いるという家庭であれば、どちらかは個室でどちらかは個室が不要だという場合があります。

このような場合、子どもが成長しても対応できるように部屋の間取りを変更しやすいものにリノベーションしておくと便利だと言えます。

おわりに

今回は子ども部屋のリノベーションを成功させるポイントについてご紹介しました。

小さいうちは良いですが、大人になるにつれて子どもも一人になれる空間が欲しくなります。

「子どもを見守ること」と「プライバシーを配慮すること」、どちらも大切なものなので、リノベーションする際はこのバランスを心がけて素敵な子ども部屋を作っていきましょう。

 

 

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