マンションリノベ向き工法(二重床について)

マンションリノベ向き工法(二重床について)

マンションリノベーションで人気のフローリングですが、床をフローリングにすると足音が響きやすくなり、近隣トラブルになることも少なくありません。

そこで、防音対策として注目を集めているのが「二重床」。

その二重床の構造や、メリットについて詳しく解説します。

 

『直床』と『二重床』の違いとは?

 

二重床

二重床とは、スラブ(コンクリート射体)とフローリングの間に空間を設ける工法。

遮音性の高さとリフォームのしやすさが特徴です。

二重床

〈遮音性〉★★★★★
物音が直接下に響くことがないので遮音性が高くなります。

〈メンテナンス性〉★★★★★
スラブとフローリングの間の空間に配管や配線を通すので、交換しやすくなります。

〈リノベーションのしやすさ〉★★★★★
床下にスペースがあるため、配管の自由度が高く、床の高さを変えずに水回りを移動できます。

 

直床

直床とは、マンションのスラブ(コンクリート射体)に直接フローリングやカーペットを貼る工法。

遮音性は劣りますが、二重床に比べて天井が高くなるというメリットがあります。

直床

〈遮音性〉★★★☆☆
振動がコンクリートに対して直接的に伝わりやすい構造になっています。騒音が気になる場合は、フローリングの下にクッション材を付けて補うケースがあります。

〈メンテナンス性〉★★★★☆
配管がスラブに直接打ち込まれている場合はメンテナンス性は★☆☆☆☆。
しかし、水回りのみ二重床を採用しているケースがほとんどなので、この場合のメンテナンス性は二重床と変わりません。

〈リノベーションのしやすさ〉★★★☆☆
水回りの移動距離が制限されるほか、配管を通すために床が少し高くなり、段差が生じてしまうこともあります。

 

おわりに

マンションの間取りを大きく左右する床のリノベーション。

防音効果もあり、将来リフォームする際にも便利なので、マンションリノベーションを考えている方は「二重床」を選択肢に入れておくといいでしょう。

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