中古を買ってリノベーションでローンを利用する場合、現在では「住宅ローン」と「リフォームローン」の2種類をまとめて借り入れることが可能ですが、いずれか一方を自己資金で支払って単体ローンを利用するという方もいらっしゃいます。
それぞれのローンに長所・短所があることをご存知ですか?
住宅ローンとリフォームローンの特徴を確認した上でじっくりと検討して選びましょう!
◆住宅ローンとリフォームローンの違いって?
【住宅ローン】
<長所>
・金利が固定で年1~2%
・返済期間を最長30~35年に設定できる
・500万~5000万円程度借入が可能
<短所>
・担保として抵当権の設定などが必要
・審査が厳しく、結果が出るまで時間がかかる
【リフォームローン】
<長所>
・担保が不要
・住宅ローンよりも審査に通りやすく、審査期間も短い
<短所>
・金利が年3~5%と高い
・返済期間が最長10~15年と短い
・50~500万円程度と借入額が少ない
◆リフォームローンの種類
リフォームローンは各金融機関が用意しており、公的な融資もあれば、民間金融機関で取り扱っているものもあります。
ここでは代表的な商品をご紹介します。
フラット35
住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して取り扱うローン。
中古住宅を購入してリフォームする場合に対象となります。
資金受取時に返済終了までの借入金利と返済額が確定し、そのままずっと固定金利なのがメリット。
保証料、繰上返済手数料が0円というのも魅力的です。
ただし、住宅ローンを兼ねているため、担保が必要となります。
財形住宅融資
同じく住宅金融支援機構が取り扱うローンです。
財形貯蓄制度のいずれかを利用し、貯蓄を1年以上続け、申込日に財形貯蓄残高が50万円以上であるなどの条件を満たせば利用ができます。
子育て世代の借入金利を優遇しているなど、民間金融機関にはないようなメリットがあります。
民間金融機関の無担保型リフォームローン
銀行や保険会社、信用金庫などが取り扱うローンです。
金利は変動金利型・短期固定金利型が多いです。
原則保証人は不要ですが、年齢や収入に対する返済負担割合の要件を満たす必要があります。
おわりに
ローンによって借入可能な額が異なるため、
工事の規模や費用はあらかじめ知っておく必要があります。
まずは見積もりを取って、自分にあったローンを選択しましょう!