階段をリノベーションする際の注意点

「階段のリノベーションするときの注意点が知りたい」
「リノベーションで失敗したくない」

初めて階段をリノベーションするときには、疑問点も多く不安に感じますよね。

今回の記事では、階段をリノベーションするときに注意したい点を6つ紹介します。

家族のために階段を新しくしたいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

階段の移動は難しい

階段を移動させるリノベーションは難しく、大掛かりな工事になります。

なぜなら、階段を移動させることによって、部屋全体のレイアウトを変更する必要があるからです。

たとえば、リビングに階段を移動させるとなると、元々階段があった場所をどのように利用すべきかといった問題がでてきます。

階段の移動は影響範囲がとても広いです。

工事の範囲が広くなると、費用も高くなります。

移動させる場所によって、今度の家の住みやすさが大きく変化するため、本当に必要なリノベーションなのかをしっかり検討しましょう。

 

建築に関する確認申請が必要

建築に関する確認申請とは、住宅を工事する際に、建築基準法に適合しているかを確認するためにおこなう手続きのことです。

大規模なリノベーションをおこなう際に、着工前に建築図面などを市区町村に申請する必要があります。

手すりの設置や床材の変更であれば確認申請は不要ですが、階段の位置を変更するような大規模なリノベーションは申請が必要です。

申請に対する許可が下りるまで一定の日数がかかる場合があります。

建築確認申請にかかる費用は床面積によってことなり、1万円から50万円と差があるため、事前に確認しておきましょう。

 

手すりの設置について

DIYで手すりを設置している方も多いですが、初心者が手すりの設置工事をするのは非常に危険です。

設置工事に不備があると、手すりを掴んだときに外れてしまい、転倒事故につながる可能性があるからです。

手すりをしっかり固定するためには、壁の中ある下地と呼ばれる柱にしっかりと器具を打ち込む必要があります。

下地でない部分に手すりを固定する器具を打ち込んでしまうと、しっかり固定されないため危険です。

手すりの安全を確保するためにも、施工業者に取り付けてもらいましょう。

 

リノベーションのタイミング

部分リノベーションをおこなうと、一部分のみが新調されるため、他の場所が急に古く感じてしまうことがあります。

結果的に全体的にリノベーションをすることになる場合も多いです。

小規模なリノベーションを何度も繰り返すよりも、1回にまとめて施工したほうが工期が短くなります。

また、材料費や打ち合わせにかかる回数も減るため、費用も安くなります。

また、ライフスタイルの変化によって考えるべきです。

親が高齢になったとき、階段の上り下りが不便になりそうであれば、転倒事故が起こる前にリノベーションしたほうがいいでしょう。

 

滑りやすい材質に注意

階段をリノベーションする際には、滑りにくい素材を選ぶようにしましょう。

滑りやすい階段を改善するためは、滑り止めシートを貼ることやカーペットを貼る方法があります。

しかし、滑り止めシートやカーペットは、家全体の雰囲気に合っていないと内観を損ねる原因となります。

新しい階段にする場合は、見栄えを良くするためにも、滑りにくい素材を選びましょう

木材やコルクなど、やわらかくて滑りにくい材質がおすすめです。

 

工事中は階段が使えない

階段をリノベーションするときは、階段を使えない期間があります。

生活に支障がでないように、生活環境を整える必要があります。

たとえば、子供部屋が2階にある場合は、1階に寝る場所や勉強する場所を確保しなければいけません。

住宅によっては、別の住まいが必要になることもあります。

計画の段階で工期を確認しておき、階段を使えなくても生活ができるように準備しておきましょう。

 

インテリアとのバランス

階段をリノベーションするときには、他のインテリアとのバランスを考える必要があります。

階段を新しくするときは、デザインを重要視したい方もいるでしょう。

しかし、階段のみが新しく、他のインテリアと釣り合っていない場合は、家の雰囲気に違和感がでてしまいます。

施工会社に完成予定図を提示してもらい、住居内のバランスを考えるようにしましょう。

 

まとめ

階段をリノベーションするときの注意点を紹介しました。

階段は毎日の生活に欠かせない存在です。

家族の安全を確保するためにも、今回紹介した注意点を意識してリノベーション計画を立てるようにしてください。

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