リノベーションでテレワークが快適になるスペース作り
2021.03.08インテリア・こだわり新型コロナウイルスの影響で、ワークスタイルが大きく変化しました。
とくに近頃では自宅で仕事を行う「テレワーク」が浸透してきており、家庭内でいかに効率よく仕事をこなすかということが注目されるようになってきています。
しかし、いつもリラックスできる空間として認識している自宅でのテレワークに、なかなか集中できず苦労している人も多いのではないでしょうか?
今回はそんな方に向けて、テレワークが快適になるスペースの作り方をリノベーションの観点からいくつかご紹介していきます。
テレワークを快適にするリノベーションのポイント
テレワークを快適にするために意識すべきリノベーションのポイントを紹介します。
テレワークが増えてきたことをきっかけに、快適な仕事環境を作ろうとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
間仕切りで空間に区切りをつける
リノベーションで快適なテレワーク空間を作るためには、間仕切り壁・間仕切り戸・パーテーション・ロールスクリーンなどが必要になります。
中でも間仕切り戸を用いる場合は、テレワーク以外の時には全開にできるような「引き戸」「引き込み式ドア」などを選ぶと良いでしょう。
これによって隣の部屋とつなぎ合わせることができるため、空間を広く使用できます。
こういった間仕切りを導入することで空間にメリハリができ、仕事にも集中することができるでしょう。
そのほかエアコンの運転効率も良くなるので、夏場・冬場の光熱費をグッと抑えることができます。
照明器具を違うものに変える
「テレワークスペースをより集中できる場所にしたい」という方は、照明器具を違うものに変えてみるのはいかがでしょうか?
リノベーションでテレワーク用の間仕切りや個室を新たに作る場合は、照明の設置工事も必要になります。
また「この部屋の照明は目が疲れやすい…」という場合にも、照明器具の見直しを行いましょう。
照明の明るさを調整できるタイプのものを導入すれば、自分が集中しやすい光加減を自由に変えることができるのでおすすめです。
必要な場所にコンセントや電源を追加
テレワークを行うデスク付近にコンセントや電源を追加することで、よりテレワークが快適かつ便利になります。
パソコンを使用する際はもちろん、スマートフォンの充電・照明器具・プリンター・LAN回線などにも電源が必要です。
コンセント・電源を利用する機会は予想以上に増えると思っておくと良いでしょう。
そのため、テレワーク場所にコンセントや電源を余裕がある程度に増設しておくと安心です。
窓工事で採光・換気・防音への対策も!
上記で紹介した間仕切りだけでなく、窓の有無によってもテレワークスペースの快適具合が変わります。
窓があることで外からの光や空気が部屋に入り込み、採光・換気が行えるうえリフレッシュにもなります。
間仕切り空間であれば、室内窓を設置して隣の部屋の光を取り入れることもできるでしょう。
また、防音面への対策を行うことも可能です。
従来の窓に内窓を導入して二重の窓を作るというリノベーションが防音対策として人気です。
これを行うことによって防音だけでなく断熱の効果も期待できるのがポイントになります。
一戸建て住宅に住んでいる場合であれば、思い切って新たな外窓を作るのも良いでしょう。
テレワークに最適なリノベーション事例
自宅で仕事をする機会が多いことをきっかけに、リノベーションした事例を紹介します。
テレワークを快適にする空間作りの参考にしていただければと思います。
事例1
仕事のスタイルとしてご自宅で作業をされることの多いお客様。
今回のリノベーションのご希望は空間の一角に集中できるスペースをつくることです。
空間をきっちり部屋として区切っていくと全体的に窮屈で住みにくくなってしまうため、寝室のみ個室として設けること。
テレワークのためのお部屋は使用時にはこもれるように建具を設置、通常時は広々できるようにリビングの壁と馴染むホワイトベースの塗装扉に透明のガラス入りのオリジナル建具をしつらえました。
https://www.school-bus.jp/gallery/92/
事例2
環境がかわる昨今、働き方の中心が在宅勤務になったことがリノベーションのきっかけ。
お互い気兼ねなく同じ空間で仕事できるよう、それぞれのデスクは距離感を保った位置にプランニングを行うことになりました。
横向きスニーカーの魅せる収納にこだわりつつ仕事と暮らしのメリハリのつく住まいに生まれ変わりました。
https://www.school-bus.jp/gallery/71/
テレワークのリノベーションには補助金が利用できる
国土交通省は、在宅勤務に適した環境を実現するため、リフォーム費用を補助する制度を検討しています。
この制度では、リノベーション工事(テレワーク対応の間仕切り壁の設置や防音工事など)を行う場合、原則1戸当たり100万円の限度額に応じて3分の1が補助されます。
補助を受けるためには、インスペクション(住宅診断)の実施など、必須要件を満たす必要があります。
自治体などでは、在宅勤務を実現する補助金制度が創設される可能性があります。そのため、お住まいの自治体の広報を定期的にチェックして、最新の情報を把握しておくようにしましょう。
おわりに
今回は、リノベーションでテレワークが快適になるスペースの作り方をいくつかご紹介しました。
自宅でのテレワークが始まっても職場のように頭の切り替えが上手くできず、なかなか仕事がはかどらない…という方も少なくありません。
リノベーションによってテレワーク環境を変えることで、「仕事に集中しやすい空間づくり」を行うことができます。
今回の内容を参考に、自宅のテレワーク環境をより快適なものに整えていきませんか?
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