中古マンションのリノベーションを考えている方必見!断熱リノベーションについて解説します
2021.02.10インテリア・こだわり中古マンションのリノベーションをお考えで、断熱にこだわりたいと思っている方はいらっしゃいませんか。
中古マンションの断熱リノベーションではどのようなことをするのかや、何に効果が期待できるのかについて、気になるのではないでしょうか。
そこで今回は、中古マンションの断熱リノベーションについて解説します。
断熱リノベーションで解決できることとは
気温の問題
1つ目に、冬の寒さや夏の暑さが解決できます。
断熱というと、冬に暖かくなるという印象を持っている方が多いのではないでしょうか。
しかし、実は夏にも快適に過ごせるようになるのです。
冬には室内の暖かい空気が、外に出ていくことを防ぐ働きがあります。
一方で夏には、外の暑い空気が部屋の中に入ってこないようにする働きがあります。
このように、断熱リノベーションをすれば、冬はもちろん夏も快適に過ごせるようになるでしょう。
真夏や真冬に冷暖房を付けずに家にいると、暑かったり寒かったりで快適とは言えないと思います。
断熱リノベーションで、冬は寒く夏は暑い、部屋の中の気温の問題を解決できます。
光熱費の問題
2つ目の解決できることは、冷暖房費についてです。
真夏や真冬は、どうしても冷暖房費が多くかかるという悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
1つ目に紹介したように、冬は暖かさを保ち、夏も暑い空気が入ってくるのを防ぐので、冷暖房を過度に付ける必要がなくなるでしょう。
これによって、真冬や真夏でも光熱費を抑えられます。
場所別の断熱方法とは
では、実際に断熱リノベーションとは何をするのでしょうか。
ここでは断熱方法を家の場所別にご紹介します。
床や壁、天井の断熱方法とは
はじめに床や壁、天井の断熱方法をご紹介します。
マンションの壁や床、天井をリノベーションする場合、主に2つの方式があります。
それぞれにメリット、デメリットがあるので比べてどちらにするか決めるとよいでしょう。
1つ目は乾式断熱で、2つ目は湿式断熱です。
乾式断熱
乾式断熱とは、コンクリートの壁に下地を作り、そこに断熱材をはめ込んでいく方式です。
メリットとしては、比較的安いことが挙げられるでしょう。
工事も簡単な場合が多いので、大規模な工事にならないようにしたい方におすすめです。
デメリットとしては、断熱材が板状なので、複雑な間取りのマンションには適していないことが挙げられます。
また、断熱材と断熱材の間に隙間ができやすいので、二重張りという方法が主流でしょう。
湿式断熱
湿式断熱とは、木材で下地を作り、その上に泡状の断熱材を付ける方法です。
メリットとしては、複雑な間取りのマンションでも実現しやすいことが挙げられるでしょう。
デメリットとしては、専門業者以外の取り扱いが難しいことが挙げられます。
また、断熱材となる泡を吹きかける機械を運ぶ必要があるので、高層階のマンションの部屋では実現が難しいでしょう。
窓やドアの断熱方法とは
次に窓やドアでの断熱方法を紹介します。
窓やドアは、断熱を実現するうえで最も重要と言っても過言ではないでしょう。
窓やドアを断熱仕様のものに変えることが最も効果的です。
しかし、多くのマンションでは勝手に窓やドアを変えられないでしょう。
そんな時におすすめなのが、2重窓にする方法です。
内窓としてもう1つアルミサッシを取り入れることで、窓から熱が出入りすることを防いでくれます。
断熱リノベーションにかかる費用とは
中古マンションの断熱リノベーションは、一戸建て住宅より割高になりやすいでしょう。
なぜなら一戸建ての住宅に比べ、中古マンションの方が制約が多いからです。
またマンションの断熱面積によっても、断熱リノベーションの価格は上がるでしょう。
例えば、床であれば平均して120万円程度を見積もっておくと良いでしょう。
天井も同様で、壁に関しては100万円と少し安いです。
床や壁、天井の断熱リノベーションには4日ずつ程度がかかります。
これらの床や壁、天井のリノベーションが高額になる理由は、現在張られている壁や床をはがす必要があるからでしょう。
その他のリノベーションと同時に断熱リノベーション工事をすることで、価格をもう少し抑えられると言えます。
窓の断熱リノベーションは7万円程度で可能です。
また、窓の断熱リノベーション工事は2日程度で終わります。
壁や床、天井などのリノベーションに比べると安く、また手軽にリノベーションできるでしょう。
断熱リノベーションをしたいけど、壁や床などは高くて厳しいと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もちろん壁や床も断熱リノベーションできるのが理想的ですが、リノベーションで最もおすすめなのは窓です。
実は部屋と外を行き来する熱のうちの、70パーセントが窓から出入りしています。
また、窓の断熱リノベーションの方が安いので、取り入れやすいといえるでしょう。
おわりに
今回は、中古マンションの断熱リノベーションについてご紹介しました。
中古マンションをリノベーションする方は、断熱リノベーションもあわせて考えてみてはいかがでしょうか。
この記事をぜひ参考にしていただければ幸いです。
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