「中古マンションをリノベーションしたい」
「トイレのリノベーションをしたいけど分からないことが多い」
このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
リノベーションの経験がない方は、分からないことが多いですよね。
そこで本記事では、中古マンションのトイレをリノベーションする際の費用や注意点について紹介します。

 

中古マンションのトイレをリノベーションする際の注意点って何?

中古マンションのトイレをリフォームする際の注意点はいくつかあります。
今回は、その中の4つを紹介します。

 

床の素材は慎重に選ぶ

トイレのリフォームに際の床の素材選びはとても重要です。
特に、見た目がおしゃれという理由でトイレの床にフローリングを選ぶ方がいますが、できるだけ止めておきましょう。
フローリングは、水に弱く、トイレに多いアンモニアにも弱いです。
アンモニアとは、無色で刺激臭が強い成分のことで、排出された尿によく含まれています。
床材の選定は、デザインも大事ですが、機能性も意識しましょう。

 

排水管の位置を意識する

トイレの排水方法は、床排水と壁排水の2つです。
床排水は、配管が見えないのが特徴です。
壁排水は、壁に向かって配管が接続されているのが特徴です。
排水方法によって、選べるリフォームが変わってくるので、トイレのプチフォームを考えている方は、しっかりとチェックしましょう。

 

トイレ内の電源をチェックする

古いタイプのトイレをリノベーションする際は、トイレ内に電源が無かったり、少なかったりする可能性があります。
電源がなかった場合、別に電気工事を行う必要があるので、事前に確認しておきましょう。

 

収納の設置場所を考慮する

トイレは、狭い場所に配置するため、空間の広さによって息苦しいと感じてしまう可能性があります。
その際に重要なのが収納の設置場所です。
トイレの広さの感じやすさは、収納の場所や大きさによって大きく変わります。
収納を壁の中に設置するのか、トイレの上に設置するのか、空間が広く感じられるようにしっかりと考えて配置しましょう。

 

トイレのリノベーションは制約がある?

トイレのリノベーションは以下のような制約があるため、これらを押さえた上でリノベーションを行うようにしましょう。

 

排水方式によって設置可能なトイレの種類が異なる

トイレの排水方式には、「壁排水」と「床排水」の2つがあります。多くのトイレでは床排水が採用されていますが、中には壁排水方式を採用しているトイレもあります。
トイレ周辺に配管が見当たらない場合は「床排水」、トイレ後方に壁に向かって配管が伸びている場合は「壁排水」です。
現在採用されている排水方式と異なるトイレを選んでしまうと、設置ができない可能性もあるため注意が必要です。

 

トイレの位置は大幅に移動できない

床下や壁裏にある配管の関係で、マンションのトイレリノベーションの可否が決まります。
トイレ自体を交換するだけであれば問題ありませんが、トイレの位置を大幅に変えたいという場合は難しいケースが多いのです。
トイレの位置を変えたいという場合はリノベーション会社に相談しておくようにしましょう。

 

タンクレストイレは設置できないことも

給水圧力の低いマンションでは、タンクレストイレの設置ができないことがあります。
近年ではタンクレストイレを設置できるケースも増えてはいるのですが、まだまだ普及はされていないため、マンションでも設置可能なタイプのトイレを設置するのが良いでしょう。

 

マンションのトイレリノベーションの費用相場

マンションでトイレリノベーションを行う際にかかる費用としては、一般的なタンク付きトイレの交換が約510万円、高機能が搭載されているトイレに交換する場合は約1015万円程度がかかります。
トイレの内装をリノベーションする場合、使用する材質により施工価格が異なりますが、一畳程度の広さであれば天井まで含めて3~5万円が相場です。
床のクッションフロアの張り替えも同様で、一畳以下の場合は2~3万円あたりが目安だと言えます。

 

トイレのリノベーション費用を抑える方法

トイレのリノベーション費用をできる限り抑える方法をご紹介します。
削れるコストは削っておき、その分をほかの場所にまわすなど納得できるようにリノベーションを行うようにしましょう。

 

床にクッションフロアを取り入れる

床をタイル·フローリングに張り替えるという場合、費用・時間ともにかかってしまいますが、クッションフロアであれば比較的お手軽に取り入れて費用を抑えることができます。
クッションフロアは防水性が高いことから、トイレ以外の水まわりでも活用されています。費用が安い上、普段のお手入れも簡単に行えるという点も魅力の一つです。

 

トイレ製品のグレードを下げる・型落ち製品を活用する

トイレ製品自体のグレードを下げることや、型落ち製品を活用することも選択肢に入れておきましょう。
新商品と比較すると型落ち製品は機能・性能面で劣ってしまう部分もあるのですが、その分価格を下げて販売されているので費用を抑えながらトイレ製品を手に入れることができます。
各メーカーから新しい商品が次々と販売されており、新商品が出たタイミングで型落ち商品が安くなることが多いです。
安くなったタイミングを見計らって、トイレリノベーションを検討するというのもおすすめです。

 

複数の業者にリノベーションの見積もりを依頼する

複数の業者にトイレリノベーションの見積もりを依頼しましょう。他社との比較検討·お値下げ交渉を行うことで、費用を抑えられることがあります。
業者ごとに工事内容が多少異なることもあるため、なるべく同じ工事内容で見積もりを依頼するようにしましょう。
複数の業者から届いた見積書の総額を比較することだけでなく、その内訳にも注目します。
「どのような項目にいくらかかっているのか」を把握することで、他社との比較材料にもなります。

 

おわりに

本記事では、中古マンションのトイレをリノベーションする際の費用や注意点について紹介しました。
紹介した内容についてお分かりいただけたでしょうか。
あらかじめ、ありがちな失敗や注意点を押さえておくと後から後悔することを防げます。
リフォームについて分からないことがある方は、お気軽にお問い合わせください。

タグ : 注意点 費用 リノベーション トイレ
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