4人家族に3LDKは狭い?子ども部屋など最適な広さとは?
2022.05.17暮らし「4人家族に3LDKは最適なのだろうか」
4人家族にはちょうど良い間取りの大きさは分かりにくいですよね。
本記事では、4人家族に3LDKは狭いのかどうかご紹介していきます。
ぜひ最後まで読んで、参考にしてみてくださいね。
3LDKという間取りの特徴
3LDKは、リビング・ダイニング・キッチン以外に3つの居室がある間取りです。
「不動産公正取引協議会連合会」による基準では、2つ以上の居室がある家のLDKの広さは10畳以上と定められています。
3LDKのLDKの広さは最低でも10畳はあるということであり、一般的には12~16畳が多いとされています。
3LDK全体の広さとしては60~80㎡ほどですが、その中でも65~70㎡の広さをもつ物件が多いです。
「住生活基本計画における居住面積水準」によると、3人家族までであれば余裕をもって暮らすことができる広さであり、4人家族の場合でも「最低居住面積水準」に合格できる広さであると言われています。
4人家族で間取りを決める場合のポイントとは?
どのような家族構成であっても、事前にどのように暮らしたいかを家族で考えることは非常に重要です。
必要な部屋の数や大きさは、家族構成やライフスタイルによって異なるため、予めきちんと話し合っておきましょう。
また、以下の3つのポイントに注目して間取りの大きさを考えてみてくださいね。
夫婦の部屋
1つ目のポイントは、夫婦の部屋です。
間取りを考える時にスタートしやすいのが夫婦の部屋です。
まずは、夫婦の部屋を作るかどうかを相談してみましょう。
その時には、どのような用途で使用するのかに注目するのがおすすめです。
例えば、寝室として使用するのか書斎として使用するのかです。
夫婦それぞれの書斎が必要な場合や、寝室を分ける場合はその分だけ部屋が必要になります。
LDKの部屋を選ぶ選択肢の他に、1SLDKの部屋を選ぶ方法もあります。
1SLDKとは、寝室とは別にサービスルームが付いている間取りです。
サービスルームは、2から3畳の広さのため、書斎としても使用できます。
子ども部屋
2つ目のポイントは、子ども部屋です。
子ども部屋は子どもが小さいときは使用しない可能性が高いため、作るべきかどうか迷ってしまいますよね。
そのような場合には、以下の3点を検討してみてください。
・子どもの人数と部屋数
・子ども部屋がいつから必要になりそうか
・子どもの年齢差
子どもの人数と部屋数
まずは、子どもの人数と部屋数について考えてみます。
子どもが2人いる場合は、それぞれに部屋を与えたり、1つの部屋を間仕切りなどで区切って使用したりできます。
一般的に、同性の子どもであれば同じ部屋にして、異性であればそれぞれに部屋を与えるケースが多いです。
個々に部屋を与える場合、最低でも3LDKはないと部屋を与えることは困難です。
部屋がそれほど広くないという場合、勉強する時や就寝する時だけ部屋を仕切れるよう、アコーディオンカーテンなどを設置するのもおすすめです。
別の方法としては2段ベッドを部屋の中心に設置して、就寝スペース&間仕切りとして使用するのも良いでしょう。
子ども部屋がいつから必要になりそうか
次に、子ども部屋がいつから必要になりそうか考えてみましょう。
平均的に、子ども部屋を使用し始めるのは小学校高学年からです。
高校や大学で家を出ていくことを考えると、およそ10年ほどが子ども部屋の使用期間です。
子どもの年齢差
最後に、子どもの年齢差を考えてみましょう。
年齢差が6歳以上ある場合は、年上の子が家を出ると部屋が空くので、子ども部屋が1室のみで済みます。
このように、子ども部屋を1室にすると3LDKでも部屋数は問題ありません。
来客と収納
3つ目のポイントは、来客と収納です。
子どもが成長するにつれて、教科書などが増えるため収納スペースが足りなくなることがあります。
また、親戚などがよく家を訪れる場合は、来客用の部屋があった方が便利ですよね。
このように、日常的に使用しないが、いつでも使用できる部屋があると余裕が生まれます。
4人家族で3LDKに住むメリット
3LDKの間取りは比較的管理がしやすく、4人家族でも生活スタイルに合わせてさまざまな部屋割りを行うことができます。
子どもが多い家庭の場合、「子どもの人数に合わせて部屋数のある家を選んだけれど、子どもが独立して家が広くなりすぎて管理がすごく大変…」というケースも少なくありません。
3LDKの間取りであれば、夫婦2人暮らしになっても十分に管理ができます。
空いた部屋を仕事部屋や趣味部屋、収納スペースとして活用する方法もおすすめです。
3LDKと4LDKでの4人家族の暮らしとはどのようなもの?
3LDKでの4人家族の暮らし
3LDKに4人家族で住む場合は、3つある居室の使い道によって快適さが異なります。
1部屋を夫婦の寝室に使用し、残りの2部屋を子ども部屋として使う方法が一般的です。
リビングを通って子ども部屋に行くような間取りを選ぶと、年頃の子どもとも顔を合わせやすいです。
とくに子どもの性別が異なる場合や、兄弟・姉妹である程度年齢差がある場合におすすめです。
血がつながった兄弟・姉妹でも、プライベート空間を確保してあげることはとても大切なことです。
思春期以降は男女問わず、1人になれる空間が必ず必要です。
ただ部屋の大きさに差がある場合、どちらが広い・どちらが狭いということで兄弟・姉妹間でもめてしまうこともあるため、部屋決めの際には注意しなければなりません。
夫婦の寝室と子ども部屋以外に1部屋を作っておくと、その部屋を客室として活用したり、家族団欒のためのリビングとして活用したりと臨機応変に対応できるでしょう。
4LDKでの4人家族の暮らし
4LDKに家族で住む場合は、ゆったりと余裕を持って暮らせます。
夫婦の寝室と子ども部屋をそれぞれに与えられるだけでなく、書斎なども作れます。
また、急な来客にも余裕を持って対応できます。
リビングに繋がっている和室を作ると、来客時にはゲストルームとして使用できるので便利です。
4人家族に選ばれている間取りのランキングとは?
1位:3LDK
4人家族に最も選ばれている間取りは、3LDKです。
実に、4人家族の80パーセント以上が3LDKを選んでいます。
夫婦の部屋と子ども部屋を作れるため、人気の間取りです。
2位:4LDK
4人家族に選ばれている間取りランキング、第2位は4LDKです。
4LDKは窮屈さを感じずにゆったりと暮らせることが魅力です。
書斎や趣味の部屋が欲しい方におすすめの間取りです。
洗面所やお風呂場などの共有スペースが広く取れることも魅力の1つです。
3位:2LDK
4人家族に選ばれている間取りランキング、第3位は2LDKです。
将来的に引っ越したり、実家に帰ったりする予定があるご家庭に選ばれている間取りです。
4人家族にとってはかなり手狭に感じてしまうでしょう。
また、収納スペースが確保しにくいというデメリットもあります。
3LDKの間取りに適した子ども部屋の広さは?
子ども部屋に適した広さは、一般的に4.5~6畳と言われています。
それぞれの広さのイメージについて詳しくチェックしていきましょう。
4.5畳の広さがある子ども部屋
4.5畳は学習机・椅子・ベッドを設置すると、そのほかの家具家電を設置するスペースがあまりなくなってしまう広さです。
学習部屋と寝室という役割を果たすことはできるため、一人部屋であれば問題なく過ごせるという場合も多いでしょう。
6畳の広さがある子ども部屋
子ども部屋に6畳の広さがあると、学習机・椅子・ベッドを設置しても、十分なスペースがあります。
部屋を一人で使うには十分な広さだと言えます。
子どもが友達を自分の部屋に呼んで遊ぶこともできるでしょう。
必要な広さを明確にしておくと◎
子ども部屋の主な目的としては、「学習に集中できる空間」「一人の時間を作ることができる」ということが挙げられます。
ある程度成長した子どもであれば、一人の空間が必要となるでしょう。
一人で使用する部屋なので、無理に広い空間を作ろうとする必要はありません。
決められた元々の間取りでも工夫することで空間を作ることができるため、まずは必要となる広さを明確にしておくことをおすすめします。
おわりに
本記事では、4人家族に3LDKは狭いのかどうかご紹介しました。
間取りを選ぶ時には、できるだけ普段の暮らしを具体的にイメージすることが大切です。
今住んでいる住まいで改善したい部分や、より良くしたい部分がないかを考えてみましょう。
また、間取りについてご相談がある方は、ぜひ当社までお気軽にご連絡ください。
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