中古戸建てや中古マンションの購入時にすべきお祓いについて解説!

「中古戸建てや中古マンションを購入したらお祓いすべき?」

中古物件をリノベーション目的で購入したいとお考えの方が増えてきました。

しかし、中古物件は前の住人の気配が残っている感じがして抵抗のある方もいるでしょう。

住居を浄化する方法の1つとして、家のなかに残る気配を祓い清める「お祓い」があります。

気持ちよく新生活をスタートさせるうえでも、お祓いは有効な手段です。

今回は、中古戸建てや中古マンションでお祓いをする方法について解説します。

 

中古戸建てや中古マンションを購入したらお祓いするべき理由

新築で一戸建て住宅を建てる場合は、地鎮祭や上棟式、竣工祭など、安全祈願やお祓いをするのが一般的になるため、気にすることなく気持ちよく入居できます。

一方で中古戸建ては、新築時に安全祈願やお祓いがおこなわれてから一定期間が経過しています。

新築物件とは異なり、事故物件のような「いわくつき物件」であったり、前に住んでいた人間の「気」や「気配」が残っていると感じたり、綺麗な状態で入居することはできません。

そのため、気になる人もいるでしょう。

特に元々建売住宅だった場合は、住宅会社によっては、地鎮祭や上棟式、竣工祭などの式たりがおこなわれていないケースもあります。

気持ちの問題であったとしても、一度浄化させたほうが、居心地良く過ごせます。

また、中古物件が売却された理由が、以前住んでいた住人に何か問題が起きたからという可能性も考えられます。

そのような可能性にも備えて、お祓いをしておいて損はないでしょう。

 

中古戸建てや中古マンションのお祓いをするタイミング

中古戸建てや中古マンションのお祓いをするタイミングは、新生活の始まりを気持ちよく始めるためにも、引っ越し後から入居前に済ませておくことがベストです。

入居前にお祓いを済ませることで、古い気を祓い、家族の健康や家運を高められますので、なるべく引越し前に済ませておくのが良いでしょう。

その際、仏滅はさけ、大安や友引に日付を設定しましょう。

「忙しくて時間が取れない」「入居後に気になることがある」といった場合には、入居後にお祓いを済ませても問題はありません。

ただし、インテリアや家具があると、お祓いを妨げる要因になることもあります。

住居内に物が何もない状態のときにお祓いを済ませておくことを推奨いたします。

 

お祓いの依頼先について

お祓いは基本的に神社へ依頼しましょう。

お祓いの依頼先について、基本的に神社へ依頼しましょう。

神主に執りおこなってもらう必要があるため、近所の神社へ問い合わせたり、インターネットで住宅のお祓いをしてくれる神社を探したりしましょう。

また、地域によっては、中古物件を購入した不動産屋から紹介してもらえるケースもあります。

料金の相場は、2万円〜3万円です。

神社のホームページに記載されていることが多いのでチェックしてみましょう。

支払いに関しては神社ごとに異なり、神社の受付で支払う場合もあれば、のし袋に包んで当日に手渡しするケースもあります。

のし袋の場合は、水引(結び切り)が付いたのし袋に現金を包み、表書きは「初穂料(ほりょう)」、名入れは「世帯主の名前」を記載しておきましょう。

 

自分でお祓いをする方法

お祓いを神社に依頼できない場合は、自分でお祓いもできます。

自分でお祓いをする方法。お祓いを神社に依頼できない場合は、自分でお祓いもできます。

自分でお払いをおこなう場合は、お清め用の塩を小皿や正方形の紙の上に置く「盛り塩」と呼ばれる方法でおこないます。

準備するものは「塩(食卓塩ではなく、天然の粗塩)」「白い陶器の小皿を数枚(直径5cm程度」または、「半紙を数枚(直径5cm程度)」です。

神社で祈祷されたお祓いに使う清め用の塩も手に入れることができますので、神社に問い合わせて郵送で送付してもらいましょう。

手順は、家の奥のほうから玄関に向かって、盛り塩を置いていきます。

盛り塩の作り方は、白い陶器の小皿(もしくは半紙)の上に、10〜15gの塩を円錐状に盛るようにしてください。

円錐状に盛ることが難しい場合は、専用の型を使うことをおすすめします。

そして盛り塩を各部屋や廊下の四隅、玄関やキッチンの片隅に置きます。

中古マンションの場合は玄関の両脇、戸建ての場合は土地の四隅にも置きましょう。

お祓いは引っ越し前におこない、引っ越し作業が完了したら片付けてください。

その際、キッチンなどの水場で水に流して処分しましょう。

引っ越し時に1度だけおこなうのみでも問題ありませんが、盛り塩は厄除けや運気アップの効果も期待できるため、続けておこなうこともおすすめです。

盛り塩は置きっぱなしでは効果がないため、1週間に1回取り替えるようにしてください。

 

お供物について

お祓いでは、お供物の用意も必要となります。

お供えものとして必要なものは以下となります。

・米 1合
・日本酒1升
・粗塩0.5合
・水 1合
・尾頭付きの鮮魚
・野菜 (人参、キャベツ、キュウリなど)
・果物 (りんご、バナナ、みかんなど)
・乾物(鰹節やのりなど)

日本人は収穫したお米を感謝の示しとして供える習慣があり、お酒もお米の加工品であることから、主要なお供物として古来から扱われてきました。

水や塩に関しては、古来から清めに使われてきたものであり、同時に人間が生きるうえで必要不可欠な成分でもあります。

また、新鮮なお魚や野菜、果物を供えることで、神様に召し上がっていただく意味もあります。

お供えするものはできるかぎり鮮度が高いものを用意して、人間が口にできない食材を供えるのは控えましょう。

用意すべきお供物に関しては地域によって異なる可能性があるため、神社に問い合わせて確認しておきましょう。

 

おわりに

中古戸建てや中古マンションを購入したら、「神社に依頼する」もしくは「自分でおこなう」のどちらかで住居のお祓いをしましょう。

神社に依頼する場合は、近所の神社へ問い合わせたり、インターネットで住宅のお祓いをしてくれる神社を探したりして、依頼先を探しましょう。

料金相場は2万円〜3万円です。

自分でおこなう場合は、清め塩と白い陶器の小皿を用意して、各部屋や廊下の四隅、玄関やキッチンの片隅におきましょう。

その際、お供物の用意も忘れずにおこなってください。

事故物件のような「いわくつき物件」であったり、前に住んでいた人間の「気」や「気配」が残っていると感じたりする人もいるでしょう。

傷や塗装の剥がれなど目に見えるメンテナンスも必要ですが、目には見えない「気」や「気配」を浄化したうえで、新生活をスタートさせましょう。

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