近年、ワンストップリノベーションのサービスを提供する会社が増えています。
しかし、ワンストップリノベーションには2つの種類があることをご存知でしょうか?
本記事では、ワンストップリノベーションの種類とそれぞれの特徴についてご紹介していきます。

 

「ワンストップリノベーション」というサービス

「中古物件を購入してリノベーションをしたい!」という場合、リノベーション完了までにさまざまな工程が生じます。
工程の具体例としては、物件探し・住宅ローン選び・ローンの手続き・設計・実際の施工・アフターフォローなどが挙げられます。
各工程は、本来さまざまな会社や機関に依頼し、やり取りや連携を取りながら進めていかなければなりません。
しかしそれでは手間も時間もかかってしまうほか、専門知識が無い中での対応はとても大変なものになるでしょう。
そのような作業や工程をまとめて一つの窓口で行っているのが、「ワンストップリノベーション」のサービスです。
それぞれの会社の対応・やり取りを行う必要が無いので、手続きが非常にスムーズで効率的なのです。
またリノベーションの物件探しを行う際にも、専門的な視点からリノベーションの実現可能な物件を探してもらえるため安心して任せることができます。

初めてのリノベーションも一連の工程・作業をまとめて行ってもらえるため、効率的にリノベーションを実現させることができるでしょう。

ワンストップリノベーションの大まかな流れ

ワンストップリノベーションの大まかな流れは以下の通りです

ご相談
理想のライフスタイルやご予算感をヒアリングし、方向性について決定します。

物件探し
希望条件のヒアリングが終わったら、要望に合わせた物件探しを行います。

リノベーションの提案・契約
リノベーションの設計案を提案し、見積りを提示します。
契約成立となれば、実際のリノベーション施工が開始されます。

施工
施工開始となり、リノベーションが行われます。

検査・物件引き渡し
施工完了となれば建物や設備の品質を検査し、検査に通過すれば建物の引き渡しを行います。

アフターフォロー
リノベーション完了後にも必要なサポートを引き続き提供します。

 

ワンストップリノベーションの種類とは?

ワンストップリノベーションには2つの種類があることをご存知でしょうか?
一つは、提携先である外部の会社と連携してサービスを提供する「パーシャルワンストップリノベーション」。
もう一つは、リノベーションの物件探しから住宅ローンに関するサポート、実際の施工やアフターフォローまでのすべての工程に対応している「オールワンストップリノベーション」です。

それぞれの特徴について下記でご紹介します。

パーシャルワンストップリノベーション

「パーシャルワンストップリノベーション」とは、窓口は1つにまとめられているものの、中古物件や実際のリノベーション施工に関しては提携先の会社に委託するという方法です。
リノベーション会社が窓口を担当しているため、足を運ぶのは1件だけです。
契約後には、それぞれの会社に委託するという流れになります。
外部の会社への委託となるため、その分の手数料が上乗せされてしまうという点には注意が必要です。
しかし建築士・デザイナー・プランナーなど各工程でプロとやり取り・連携しながらリノベーションを進行できるため、専門性が高いという特徴があります。

オールワンストップリノベーション

「オールワンストップリノベーション」とは、リノベーションの物件探し・実際の施工・リノベーション完成までの工程を1つの会社ですべて対応する方法です。
不動産仲介・リノベーション設計・実際の施工など専門性の高い分野にも対応可能であるため、委託料が発生せず費用も抑えやすいという特徴があります。
しかし各工程のプロや専門家を自社でそろえるということは非常に難しいため、パーシャルワンストップリノベーションに比べると対応数も限られていたり、あまりに専門的な要望・内容には対応してもらえなかったりするケースもあります。
またリノベーション会社の規模により、紹介してもらえる物件や対応内容なども異なります。

 

ワンストップリノベーションを利用しないとどうなる?

ワンストップリノベーションを利用せずにリノベーションを行うという場合、どのようなことが起きるのでしょうか?

相談・打ち合わせ・契約の手間がかかる

リノベーション物件探しには不動産会社、住宅ローンを選ぶ際には金融機関、リノベーションの設計には設計事務所、実際のリノベーション施工には施工会社など、各工程でさまざまな相談・打ち合わせ・契約を行う必要があるため、手間や時間が多くかかります。

各会社・機関で何度も調整が必要となる

一つの工程でトラブル・遅延が発生してしまうと、それぞれの会社・機関で調整が必要になるケースもあります。
遅延が生じた場合には、その後の工程を担当している会社や機関にそれぞれ連絡し、状況を説明してスケジュールを調整・変更しなければなりません。
関係者が多いほど、なるべく早めに連絡するようにしましょう。

全体の予算が把握しづらい

自分でリノベーションを進める場合、工程ごとに費用を把握しておかなければなりません。
しかし全体の予算が把握しづらく、いくらかかるのかが明確ではないため、資金調整が難しいという点があります。
資金計画を事前にしっかり練った上で、総額を把握しながら調整することが大切です。

 

ワンストップリノベーション前にしておきたいこと

ワンストップリノベーションを検討している方に向けて、事前に行っておきたいことについてご紹介します。

費用目安を決める

ワンストップリノベーションが開始されると、物件探しはもちろんローンや内装に関してなど値段・予算の調整が必要になる場面が多くなります。
そのためワンストップリノベーションを行う前に、費用目安を決定しておきましょう。
最初は「毎月〇〇円は返済費用に充てたい」「このくらいであればローンを組めるだろう」といったような大まかな費用目安で問題ありません。

ある程度の基準や目安は最初に家族間で話し合い、決定しておくことが大切です。

なるべく余裕を持ってスケジュールの計画を立てる

ワンストップリノベーションを行う際には、できる限り余裕を持ってスケジュールの計画を立てるようにしましょう。
「物件購入~リノベーション施工完了まで、思っていた以上に時間がかかってしまった…」というケースは少なくないものです。
何度も話し合いを重ねながら進めていくものであるため、スケジュール通りに物件の引き渡しが行われないということも。
「ワンストップリノベーションには時間がかかるもの」と踏まえておき、余裕を持ったスケジュールを立てるようにしておくことが大切です。

実例をたくさん見ておく

ワンストップリノベーションの前には、実例をたくさん見ておくことをおすすめします。
依頼する不動産会社の実例に限らず、ご自身が希望する雰囲気のリノベーション実例も一緒に確認しておきましょう。
リノベーション後の室内を具体的にイメージしておくことで、リノベーションプランも立てやすくなります。

 

おわりに

本記事では、ワンストップリノベーションの種類とそれぞれの特徴についてご紹介しました。
スクールバスでも「ワンストップリノベーション」を提供しております。
物件探し・ローン選定と手続き・内装デザイン・実際の施工に関してお客様との打ち合わせを重ね、確認と調整を行いながらリノベーションを慎重に進めてまいります。
まずはお見積りだけでも、ぜひお気軽にご相談くださいね。

 

タグ : ワンストップリノベーション
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