バリアフリーの必要性とリノベーションをする際のポイント
2024.01.27リノベーション
高齢の家族のために、現在の住宅をバリアフリー化しようと考える方も多いでしょう。
本記事では、バリアフリーの必要性とリノベーションをする際のポイントをご紹介していきます。
バリアフリーの必要性
バリアフリーリノベーションは、高齢者に限らずその家族全員の安全な暮らしを守ります。
家の中の段差を取り除く・家の中に手すりを取り付けるなどを行うことで、思わぬ転倒を防止することができます。
キッチン・リビング・トイレ・浴室といった場所もすべてバリアフリーにすることで、安心して暮らすことができるでしょう。
バリアフリーを考えるにあたって大切なことは、「誰でも使いやすい状態にすること」です。
バリアフリーリノベーションを行うことで、安全安心の家づくりを行っていきましょう。
バリアフリーリノベーションのポイント
バリアフリーリノベーションのポイントをご紹介します。
手すりの設置
バリアフリーリノベーションにおいて最も一般的であるのが、「手すりの設置」ではないでしょうか?
年齢を重ねると共に足・腰の力が弱まってしまうため、階段・トイレ・浴室など家の中で段差がある場所や面積が狭い場所に関しては、手すりがあることで安心して移動することができます。
とくにトイレ・浴室は1人で使用することが多いことから、何かあった場合でも家族の目が行き届きにくいという問題点があります。
そのため、安全性を考慮し手すりの設置を行うことをおすすめします。
段差をなくす
ほとんどの住宅では、家の中の段差はそれほど大きくないという場合が多いです。
しかし、段差がほとんどないという油断からつまずいて転倒してしまうというケースも多いもの。
そのようなリスクを少しでも軽減するためには、バリアフリーリノベーションによってなるべくフラットな床にすることが良いとされています。
家の中のさまざまな段差をなくすことはもちろん、スロープを用いて緩やかでフラットな床にするという方法もあります。
ドア変更
年齢を重ねるとドアが重たく感じるようになり、開け閉めの動作が難しくなってしまいやすいです。
ドアの開け閉め動作が難しくなってしまうと、外出も億劫に感じてしまうのではないでしょうか?
バリアフリーリノベーションによって、このようなストレスも解消することができます。
軽い力でも動かすことができる引き戸の設置などは、バリアフリーリノベーションで行うことができます。
間取り変更
バリアフリーリノベーションで自宅の間取りを変更することも可能です。
寝室とトイレを近くに設置したり、玄関からリビングまで移動しやすいよう一直線にしたりといった方法で間取りを変更することもおすすめです。
浴槽・トイレ変更
高齢になってくると背の高い浴槽を大きくまたぐというのは、一苦労するもの。
転倒の危険性もあるため、またぎやすい低めの浴槽に変更したり、手すりを取り付けたりといったリノベーションでバリアフリーに対応することもできます。
空間に制限があるトイレは、可能な限りスペースを確保してスムーズに移動が行えるようにすると良いでしょう。
温度差をなくす
突然、温度の高い部屋から低い部屋に移動すると心筋梗塞・脳梗塞といったものを引き起こしてしまう「ヒートショック」のリスクが高まります。
そのため家の中でも冷えやすい部屋には暖房を設置したり、全館空調を取り入れたりして、なるべく温度差の少ない室内環境に整えるということもバリアフリーリノベーションのポイントだと言えます。
おわりに
本記事では、バリアフリーの必要性とリノベーションをする際のポイントをご紹介しました。
失敗の無いバリアフリーリノベーションを行うには、いくつかポイントを押さえなければなりません。
リノベーションを行う場合には信頼のおけるリノベーション業者を選ぶようにして、家族の安心安全を第一に考えたバリアフリーリノベーションを行うようにしましょう。
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