「寝室をリノベーションして、今より快適に眠れる環境に整えたい!」という方も居られるのではないでしょうか?
しかし寝室のリノベーションを成功させるには、いくつか押さえておくべきポイントがあります。
本記事では寝室のリノベーションを成功させるポイントと、寝室リノベーションの失敗例についてご紹介していきます。

 

寝室のリノベーションを成功させるポイント

寝室のリノベーションを成功させるポイントをご紹介します。

リラックスできる壁の色に

寝室はほかの部屋に比べると、リラックスできる空間であることが求められます。
眠りに入る際は交感神経より副交感神経が優位に働くものです。
そのため、寝室の壁の色には気持ちを落ち着かせることができる色を選ぶことで、脳の興奮状態を沈めることができ、眠りにつきやすくなると言えます。
寝室に適している色としては、「寒色系」「アースカラー」の色味がおすすめとされています。
具体的には、「青」「緑」「茶色」などの色が交感神経をリラックスさせて、安眠に導いてくれるとされています。
これらは寝具に使われることも多い色味です。

 

天井を落ち着く雰囲気にする

寝室のベッドや布団で横になると、必然的に天井が視界に入ってきます。
天井の色が濃いという場合、部屋にどうしても圧迫感が出てしまうため、眠りにつきやすい環境とは言えません。
寝室の壁と同様に天井も落ち着いた色使いにし、リラックスできる環境を整えることによって一層眠りの効果が期待できるのです。

おすすめなのは、リノベーションによってホワイトウッドやオーク材といった「温もりを感じる木材」を天井に使用することです。
色に限らず木材の自然な質感も伴うため、より落ち着きのある雰囲気に仕上がる上、眠りにつきやすい環境を作り上げることができますよ。
「木材を使用することが難しい…」という場合には、ベージュやオフホワイトのような落ち着いた色の壁紙を選ぶことでもリラックス効果のある寝室にすることができます。

 

眠りにつきやすい採光を

眠りの空間を作り上げる際、欠かせない要素となるのが「光」です。
眠りにつきやすい寝室にするには、明るすぎず暗すぎない環境にするのが理想的です。
明るすぎる寝室・暗すぎる寝室というものはリラックス効果を妨げてしまうと言われています。
強い光は眠気を誘うホルモンと呼ばれる「メラトニン」の分泌を妨げてしまいます。
一方で真っ暗にしてしまうと不安感を生じさせてしまう場合もあり、かえって睡眠の質を下げてしまう原因になってしまうことも。
安眠を誘うには「少し薄暗い空間」というのが丁度良いと言われているのです。
また、「光の質」というのも眠りに影響することをご存知でしょうか?
白っぽい蛍光灯のような光より、白熱ランプのような自然光に近しい光の方が脳の興奮·活性を沈めてくれると言われています。
そのほか直接光ではなく、間接照明の柔らかな光である方が寝室には適しています。
さらに厚手のカーテンを使用すれば、採光を程よく調節することができます。

 

寝室のリノベーションで起こる失敗例

寝室のリノベーションで起こりがちな失敗例をご紹介します。

 

「方位」による失敗例

日当たりが良い家の場合、「東向き」に寝室を設けてしまうと、夏場は朝から直接的な強い日差しが差し込むことになります。
そのため、「休日にはゆっくりとした睡眠をとりたい」と思っても、日差しの影響で朝早くに目覚めてしまうということも。
「西向き」の場合は、夕方頃に西日が差し込むことになるでしょう。
部屋を閉め切ったままにしていると熱気がこもった状態となり、暑さが増して夜眠りにつきにくくなるというケースもあります。
「東向き」「西向き」どちらにしても、強い光が差し込んでしまうと、壁紙が日焼けしてしまって変色したり傷んだりしてしまうことも。
カーテンなど別の方法で日差しを調整する方法というのもありますが、寝室リノベーションを計画する際は、日差しや方位に関しても配慮しておくことが大切です。

 

「間取り」による失敗例

寝室の隣にリビングやキッチンがある場合、家族が深夜に帰宅した際に足音や物音、テレビの音や話し声などが気になってしまい、眠りを妨げてしまうということがあります。
寝室が道路に面しているというケースも注意しなければなりません。
深夜に行き交う人の話し声や通行車両の音などが、睡眠の質を下げてしまう原因になってしまうこともあるでしょう。
寝室リノベーションを検討する際には、周辺環境に合わせて間取りも考えながら寝室を配置するのがおすすめです。

 

おわりに

本記事では寝室のリノベーションを成功させるポイントと、寝室リノベーションの失敗例についてご紹介しました。
寝室をリノベーションする際には、壁や天井をリラックスできる色味や材質にすることをおすすめします。
また睡眠の妨げとならないように、寝室の「方位」や「間取り」についてもあわせて検討できると良いですね。

 

タグ : 寝室 成功させるポイント リノベーション
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