中古住宅のリノベーションを検討中の方へウッドデッキでできることを紹介します。

中古住宅のリノベーションをお考えの皆さんは、ウッドデッキでできることをご存知でしょうか。
ウッドデッキは快適に暮らすサポートをしてくれます。
しかし、実際にできることを詳しく知っている方は少ないです。
本記事では、ウッドデッキでできることと、よくある後悔、設置する際のポイントについてご紹介していきます。

 

ウッドデッキとは?

ウッドデッキとは、住宅の外部に設置される木製の平らなデッキのことを指します。
庭やバルコニー、テラスなどに取り付けられ、屋外のリビングスペースとして利用されます。
ウッドデッキは、食事やリラックス、ガーデニングなどの活動を楽しむためのエリアとして近年人気を集めています。
デザインやサイズもさまざまであり、住まいや庭のスタイルに合わせてカスタマイズすることができます。
そんなウッドデッキには、天然の木材である「無垢ウッドデッキ」と、人工的な木材である「人工木ウッドデッキ」の種類があります。

 

無垢ウッドデッキの特徴

無垢のウッドデッキは、天然の木材から作られており、その特徴にはいくつかの魅力があります。
まず、天然木の持つ自然な風合いが最大の魅力です。
木材ならではの温かみと美しさがあり、その質感や色合いは非常に豊かなものです。
時間が経つにつれて木の色合いが深まるため、経年変化を楽しむこともできます。
また高品質な無垢材は非常に頑丈であり、適切なメンテナンスを行うことで長期間使用することが可能です。
一方で湿気や直射日光には弱いため、定期的な保護塗装や防腐処理が必要となります。
さらに無垢ウッドデッキは、万が一木材が傷んだり汚れが付いたりする場合でも、再塗装などの修復が比較的容易であり、長く美しい状態を保ち続けることができるのです

 

人工木ウッドデッキの特徴

人工木ウッドデッキは、樹脂や木粉などの合成材料を用いて作られるデッキで、その特徴は多岐にわたります。
まずは、耐久性が高いことが挙げられるでしょう。
人工木は水分・湿気・紫外線に対する耐性が強く、腐食や変色などがほとんどありません。このため、定期的な塗装や保護処理などはあまり必要ではなく、メンテナンスが非常に簡単なのです。
また、人工木は均一な品質を保つため、木材に見られるような個体差や収縮も少なく、常に安定した外観を維持することができるのです。
さらに人工木はリサイクル材料を多く使用しているため、持続可能な選択肢として環境にも優しいものとされています。

どちらのウッドデッキにもそれぞれの特性があり、必要に応じて選ぶことが大切です。
無垢ウッドデッキは自然な美しさと伝統的な風合いを提供し、人工木ウッドデッキは高い耐久性と低メンテナンスが魅力です。

 

ウッドデッキでできることとは?

ここでは、住宅にウッドデッキを設置することでできることを5つ紹介します。

 

おしゃれな物干しスペースになる

まず1つ目は、おしゃれな物干しスペースになることです。
ウッドデッキはおしゃれな物干し場として有効な空間です。
広いスペースを確保できていれば、布団やぬいぐるみなど物干し竿で干せるでしょう。
また、日差しが当たりやすい間取りにすれば物干し場としては最適でしょう。

 

ガーデンランチができる

2つ目は、ガーデンランチができることです。
天気が良い日に、ウッドデッキで昼食をいただけます。
外で食べるとより美味しく感じるでしょう。
たまに使用することで、非日常感も味わえます。

 

ガーデニンググッズの収納スペースになる

3つ目は、ガーデニンググッズの収納スペースになることです。
ウッドデッキができたことで床下にスペースが生まれます。
使用していない植木鉢やスコップ、余った腐葉土の袋などを雨風から保護できます。
そのような細々したものをウッドデッキの下に収納すれば、見た目もよくなるでしょう。

 

DIYの作業スペースになる

4つ目は、DIYの作業スペースになることです。
ウッドデッキは屋外で工作するのに最適な空間です。
水平かつ平坦のスペースでの作業は捗るでしょう。
雨の日には作業ができないデメリットがありますが、作業スペースとしては優秀です。

 

ペットの日向ぼっこスペースになる

5つ目は、ペットの日向ぼっこスペースになることです。
室内飼いのペットがいる家庭では、土がつかないウッドデッキは日向ぼっこスペースとしては便利です。
開放的な屋外での昼寝は気持ち良いでしょう。

以上、ウッドデッキを設置してできることです。
ウッドデッキは暮らしの質を向上させ、素敵な暮らしの実現をサポートしてくれます。
設置を検討されている方は、できることを把握しておきましょう。

 

ウッドデッキでよくある後悔について紹介します!

ウッドデッキは暮らしを快適にしてくれる一方で、後悔する方もいらっしゃいます。
ここでは、ウッドデッキをつくったことで後悔したことを3つ解説します。

 

使用頻度

まず、使用頻度が少ないことです。
庭に出てたくさん使用すると思っていたけど、結局使用しない場合もあります。
その理由としては、虫や日差しが気になるからです。
また、使用機会が少ないのに、余計なお金を使ったと後悔することがあります。

 

メンテナンス

次に、メンテナンスが大変であることです。
メンテナンスを怠ったら、ウッドデッキが腐るでしょう。
見た目とは裏腹に木が腐っていることもあるため、定期的なメンテナンスが必要です。
ウッドデッキを作る前にはメンテナンスが必要であることを理解しておきましょう。

 

シーズン

最後に、使えるシーズンが少ないことです。
夏は暑く、冬は寒いためウッドデッキを利用する機会が少ないという方も多いでしょう。
快適に使用できる季節が春と秋だけで使用回数が少ないため、外構などの費用に回せばよかったと後悔することもあります。

このようにウッドデッキを設置して後悔する方もいらっしゃいます。
ウッドデッキを設置する目的が明確であれば、後悔することがないでしょう。
使用するイメージを持って設置することが大切です。

 

ウッドデッキを設置する際のポイントとは?

前項で解説したように、ウッドデッキはできることが多く、生活を助けてくれます。
その一方、ウッドデッキを設置して後悔する方もいます。
ここでは、そのような状況を踏まえてウッドデッキを設置する際のポイントを解説します。

 

使用用途

まず1つ目は、使用用途を考えて設置することです。
「ウッドデッキの上にビニールプールを設置して子どもが遊ぶ空間にしたい」
「家族や友人を呼び、ウッドデッキでバーベキューを楽しみたい」
このように明確な使用目的がある方は設置しても良いでしょう。

 

広さを確保

2つ目は、用途が子どもの遊び場なら広さを確保することです。
子どもが遊ぶ空間として、ビニールプールの使用などの考えている場合は、使用することを想定して広めのウッドデッキにすると良いでしょう。
また、子どもが広々と走り回れる大きさにしたいという場合は、部屋と部屋をつなぐ回廊のような使用方法もあるので検討しましょう。

 

コンロに注意

3つ目は、バーベキューを楽しむ際にコンロに注意することです。
バーベキューをする際には、油汚れがつく恐れがあります。
一度木が吸収してしまうと、汚れの原因となるため、注意が必要です。

以上がウッドデッキ設置の際のポイントでした。
これらの点を踏まえてウッドデッキ設置を検討してみてください。

 

屋根の有無を検討す

ウッドデッキのリノベーションを計画する際には、屋根の有無についても検討しなければなりません。
無垢ウッドデッキは手入れに時間がかかり、人工木ウッドデッキは夏場に熱を吸収しやすいという特徴がありますが、どちらの素材でも屋根を付けることで快適性が向上するでしょう。
ただし、屋根を設置すると隣接する部屋の室温が下がることがあります。
そのためリノベーション会社を選ぶ際は、屋根デザインの実績がある業者や、日陰のバランスを考えた設計ができる業者を選ぶことが重要だと言えます。
日差しが気になる程度であれば、オーニングやサンシェードの設置も効果的でしょう。
屋根は後から取り付けることもできるため、まずは屋根なしでウッドデッキを作り、必要に応じて追加で屋根のリノベーションを行うのも一つの方法です。

 

手すりの高さと目隠しの配慮

ウッドデッキの設計において、手すりの高さは慎重に考えるべきです。
とくに小さい子どもが居る家庭では、転落事故を防ぐために適切な高さの手すりが必要となります。
また道路に面している場合や隣の建物から見える位置にある場合、手すりが目隠しフェンスの役割を果たしてくれるでしょう。
ただし、高すぎる手すりは解放感がなくなることもあるため、家族の身長に合った適切なサイズをリノベーション会社と相談して決めておくのが大切です。

 

おわりに

本記事では、ウッドデッキでできることと、よくある後悔、設置する際のポイントについてご紹介しました。
ウッドデッキは、快適な暮らしの実現をサポートしてくれます。
ただし、後悔する方もいらっしゃるので、目的を明確にして設置しましょう。
ウッドデッキに関して疑問点やご質問がありましたら、お気軽にご連絡ください。

タグ : リノベーション ウッドデッキ 中古
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