リノベーションにかかる期間を戸建て、マンション別に解説!
2020.07.10リノベーション「リノベーションの期間ってどのくらいかかるのかな?」
「マンションや戸建てによってリノベーションの期間って変わるのかな?」
リノベーションの期間がわからないと、長期的な計画を立てることができませんよね。
リノベーションにかかる期間は、戸建ての場合は4ヶ月から5ヶ月、中古マンションの場合は6ヶ月から7ヶ月です。
この記事では、リノベーションにかかる期間の詳細や部分的なリノベーションの期間について詳しく紹介していきます。
リノベーションの期間を具体的に知ることで、全体スケジュールが立てやすくなります。
住宅やマンションのリノベーションを検討を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
戸建てと中古マンションのフルリノベーション期間について
戸建てと中古マンションのリノベーションにかかる期間は以下になります。
【戸建て】: 4ヶ月から5ヶ月
【中古マンション】: 6ヶ月から7ヶ月
リノベーションの期間には、リノベーション会社の方と相談して設計する段階と、実際に工事を行う段階があります。
設計と工事の期間は以下のようになります。
【戸建て】: 設計2ヶ月、工事2ヶ月から3ヶ月
【中古マンション】: 設計3ヶ月、工事3ヶ月から4ヶ月
リノベーションをする箇所や規模、構造(木造や鉄骨造など)にもよりますが、平均すると戸建ては半年以内、マンションは半年の期間がかかります。
より正確な期間は、リノベーション会社が見積もりを算出する際に教えてくれますので必ず確認しましょう。
中古マンションのリノベーションには理事会の承認が必要
マンションの大掛かりなリノベーションには、マンション管理組合の理事会の承認が必要となる場合があります。
理事会は、1ヶ月に1回開催されるケースが多いです。
しかし、マンション管理組合によっては、2ヶ月に1回、3ヶ月に1回の場合もあります。
設計が完了しても、理事会の承認を得られなければ工事はできませんので注意してください。
部分リノベーション期間について
部分的なリノベーションの場合は、工事の内容によって期間が異なります。
最短1日で工事が済む場合もあれば、1週間程度の期間が必要な工事もあります。
・キッチンの交換
・浴室の交換
・トイレの交換
・洗面台の交換
・壁や天井、床の張り替え
・間取り変更
上記の工事を想定して、1つずつ期間を紹介していきます。
<キッチンの交換>
キッチンのリノベーションには4日程度かかります。
キッチンの位置を大幅に変える工事でなければ、ガスや水道を変える必要はないので、比較的早く終わります。
しかしキッチンの外見だけではなく、キッチンの場所を移動させたい場合は、水道の工事も必要になるため1か月程度かかります。
古いキッチンと新しいキッチンをそれぞれ工事する必要があり、床や壁の張り替え、電気工事、設備配管などにかかる時間が増えるためです。
キッチンの設計を大きく変更したい場合は、少し長めに期間を見積もっておく必要があります。
<浴室の交換>
タイルのお風呂からユニットバスに変更する場合は1週間程度かかります。
元々ユニットバスで、新しいユニットバスに入れ替える場合は、3日〜4日程度かかります。
タイルからユニットバスに変更する場合は、コンクリート工事も必要となるため、工事期間が長くなります。
<トイレの交換>
洋式トイレから新しい洋式トイレへの交換であれば1日で工事は終わります。
しかし、和式トイレから洋式トイレに交換する場合は2日程度の期間がかかります。
また、温水洗浄便器を導入する場合は、コンセントの配線や床や壁の張り替えなどの工事も必要になるため、3日〜5日程度の期間を見積もっておきましょう。
<洗面台の交換>
洗面台も1日程度で工事が完了します。
洗面台の交換と合わせて床や壁のクロスを張り替える場合は、2日を見込んでおきましょう。
<壁や天井、床の張り替え>
壁や天井、床のクロスの貼り替えは短期間で行うことができます。
●壁の張り替え
壁のクロスの貼り替えは、1室のみであれば1日~2日が目安です。
部屋数が増えると工事期間も長くなります。
一方で洋室を和室へ変更したり、和室から洋室へ変更したりなど、大幅な変更をしたい場合は、1週間程度の期間を見積もっておきましょう。
●床の張り替え
床の貼り替えは1日~2日でできます。
床の張り替えと合わせて、床暖房を取り入れたい場合には、2日〜3日程度かかります。
ただし、素材によって工事期間は前後するので、どのような床にしたいかをあらかじめ決めておきましょう。
●天井の張り替え
天井のクロスの貼り替えも、壁や床と同様に1日~2日で完成します。
クロスを貼り替える部屋の数によっても期間は前後するため注意しましょう。
<間取り変更>
1部屋を2部屋に分け、新しく壁を作る場合は2日〜3日の期間がかかります。
2部屋を1部屋にまとめ、壁を撤去する場合は5日〜6日の期間がかかります。
間取りの変更には、壁を追加する、もしくは壁をなくすといった工事が含まれます。
リノベーション期間が長引く原因
リノベーションの工期が延びるケースが4つあります。
物件の状態
物件の状態によって、リノベーション期間が長引きます。
躯体(くたい)や配管など目に見えない場所は、解体しないと状態が分かりません。
コンクリートのヒビ割れや劣化・漏水など、問題がある場合は、別の工事が必要になるため工期期間が延びる可能性があります。
リノベーションの時期
リノベーションをおこなう時期によっても、リノベーション期間が長くなります。
リノベーションが長期にわたる場合は、長期休暇(ゴールデンウィークやお盆休み)が工事期間と重なるため、通常よりも期間が必要になります。
また、リノベーションの繁忙期である冬〜年度末は工事が混み合うため期間が長引くことがあります。
災害
台風や大雪による悪天候、地震や水害による災害が起こったときは、遅延する可能性があります。
リノベーションに必要な建材や設備が届かないことが想定されるため、台風が多い時期や真冬はリノベーション期間に余裕を持たせたほうがいいでしょう。
マンションの許可申請期間
マンションのリノベーションをおこなう場合、マンション管理組合からリノベーションの承認を得る必要があります。
マンションの場合は管理組合からリノベーションの承認を得ないと工事ができません。
申請や手続きは、工事開始の2~3週間ほど前に許可を得る必要があるため、通常のリノベーション期間と追加で申請から承認までの期間が必要になります。
リノベーション前の準備期間
リノベーション前の準備期間は1ヶ月〜2ヶ月必要になります。
1ヶ月〜2ヶ月の間に以下の内容をおこないます。
・初回打ち合わせ
・現地、物件調査
・プラン検討と見積もり作成
・リノベーション会社の準備期間
・(マンションの場合)マンション管理組合への申請期間
準備期間を含めて、戸建ての場合は4ヶ月から5ヶ月、中古マンションの場合は6ヶ月から7ヶ月のリノベーション期間が必要となります。
リノベーション期間中は仮住まいが必要
今住んでいる住宅をリノベーションする場合は、仮住まいを確保しなければいけません。
工事期間中にずっと住み続けると、騒音やホコリ、人の出入りがストレスとなってしまいます。
工事する部屋が変わるたびに家具や家電の移動も必要になるため、労力と時間も必要です。
部分的なリノベーションの場合でも、生活に影響する場合は仮住まいの確保を検討しましょう。
<一般的な賃貸住宅>
賃貸住宅は物件数も多く、リノベーション物件の近くに部屋を見つけやすいです。
しかし、家賃や敷金・礼金、管理費、仲介手数料といった費用が必要になります。
水道や電気などのライフラインなどの契約手続きも必要です。
また、短期解約をすると違約金が発生するデメリットもあります。
そのため、賃貸物件は、長期的なリノベーションにおすすめです。
<短期賃貸マンション>
短期賃貸マンションとは週単位や月単位で借りることができるマンションのことです。
運営会社によって異なりますが、入居に初期費用(敷金・礼金や仲介手数料など)はかかりません。
家具や家電、寝具などの貸し出しもサービスをおこなっている運営会社も多いです。
しかし、賃貸物件と比べて件数が少ないため、理想的な物件探しに苦労する可能性があります。
家具や家電を処分して、リノベーションに合わせて新しく新調したい方におすすめです。
<ホテル>
部分リノベーションで短期的に仮住まいが必要な場合はホテルがおすすめです。
おわりに
リノベーションにかかる期間は、戸建ての場合は4ヶ月から5ヶ月、中古マンションの場合は6ヶ月から7ヶ月です。
部分リノベーションの場合は、工事する箇所によって期間は異なります。
・キッチンの交換 4日程度
・浴室の交換 1週間程度
・トイレの交換 1日程度
・洗面台の交換 1日程度
・壁や天井、床の張り替え 1日~2日程度
・間取りの変更 2日〜6日程度
今回紹介した期間はあくまでも目安です。
より詳細な期間はリノベーション業者の見積もりをご確認ください。
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