リノベーションで抜けない柱がある?見分け方や活用方法をご紹介
2024.04.17リノベーションリノベーションを行う上で柱は必ず取り除けるというものではなく、構造上の問題から抜き出すことができない柱というものも存在します。
本記事ではリノベーションで抜けない柱があるという内容について、柱の見分け方や活用方法もあわせてご紹介していきます。
リノベーションで抜けない柱がある?
リノベーションでは抜くことができないとされる2つの柱があります。
この2つの柱というのが「通し柱」と「管柱」であり、これらは構造上の問題から、建物を支えるために必要な柱であるため、抜くことができないと言われています。
通し柱は「土台から屋根下までつながった長い柱」であり、菅柱は「梁の部分を支える柱」です。
とくに通し柱は建物の柱の中でも一番重要なものであり、建築物の中枢を担っています。
建築物の構造を決めているものにあたるため、決して抜くことができないのです。
この通し柱を抜いてしまった場合、耐震性が大幅に低下してしまうでしょう。
管柱も上にかかる荷重を支えている柱であるため、同じく抜くことはできません。
リノベーションで抜けない柱の見分け方
建物を設計した会社に図面がある場合、平面図を見ることで通じ柱・管柱の位置をある程度把握することができるでしょう。
図面の四角の中に2本の線が×印のようにして引かれている場合、その場所に通し柱・管柱などの構造材が組み込まれていることを意味しています。
通し柱の場合は、さらに丸で囲まれていることが多いです。
間柱がある場所には、斜め線が一本だけの記号になって引かれているでしょう。
耐力壁や筋交いの記号はさまざまなパターンがありますが、多くの図面では下の方に凡例が書かれています。
どの記号がどの内容を表しているかを一度確かめて図面を確認してみましょう。
しかし古い建物の場合、図面が残されていなかったり、リノベーションを過去に行ったりしたことで新築時の状態とは異なっている可能性もあります。
柱・筋交いが必要であるかを判断するには構造的に検討しなければならないため、自身でチェックすることはあくまでも目安程度に考えておくようにしましょう。
抜けない柱が発覚した際には、「何故この柱を抜くことができないのか」をしっかりと説明できるリノベーション会社に依頼するようにしてください。
リノベーションで抜けない柱の活用方法
リノベーションで抜けない柱の活用方法についてご紹介します。
目隠しの仕切り・パーテーションとして活用する
目隠しの仕切り・パーテーションとして活用することで、プライベート空間を作り出すことができます。
来客を迎えるための部屋であったり、趣味に没頭できる部屋であったりと、柱で空間を区切ることでさまざまな活用方法が生まれます。
他の人には見せたくないものを一時的に避難させるための場所としても活用することができます。
飾り棚などに活用する
抜けない柱を、飾り棚として活用するという人も多いです。
建物の梁・筋交いといったものを活用し、その部分に棚板を追加することで、「見せる収納」の空間を作り出すことができます。
飾り棚にお気に入りの雑貨や季節のお花を飾れば、部屋全体が明るくおしゃれな雰囲気になるのではないでしょうか?
おわりに
本記事ではリノベーションで抜けない柱があるという内容について、柱の見分け方や活用方法もあわせてご紹介しました。
リノベーションを見据えて中古物件を購入する際、「抜ける柱・抜けない柱」というものがあることを押さえておきましょう。
しかし「抜けない柱を判断するのが難しい…」という場合がほとんどでしょう。
そのような場合は、リノベーション会社に相談して確認してもらうことをおすすめします。
リノベーション会社に相談することで、建物の構造上抜けない柱があったとしても、その柱を活用するためのアイデアを提案してもらえる可能性もあります。
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