リノベーション済み物件のメリットとデメリット
2021.01.21リノベーション
前住居人の退去後に物件の内装・設備をリノベーションして再度販売されている物件を「リノベーション済み物件」と言います。
中古物件の購入を検討されている方の中には、中古物件を自分でリノベーションするか、リノベーション済み物件を購入するかで迷われている方も多いでしょう。
今回は、そんな方に向けてリノベーション済み物件のメリットとデメリットについてご紹介していきます。
リノベーション済み物件のメリット
リノベーション済み物件のメリットとして下記が挙げられます。
実物を見てから購入可能
リノベーション済み物件であれば、実際にリノベーションが完成した部屋を自分の目で確認することができます。
そのため、購入した物件の実物を見て「思っていた物件と違った…」という残念なギャップが起きることもありません。
またリノベーション済み物件は、その物件の販売促進のため、売主自らがリノベーション済み物件に家具・雑貨などを加えて、モデルルームのように飾りつけを行っているものが多いです。
このようなことから、リノベーション済み物件であれば入居後の生活イメージを掴みやすいと言われています。
すぐに住むことができる
中古物件の場合、一般的には物件を購入した買主が物件の引き渡し後に自分でリノベーションを行うことが多いです。
しかしそうなると、リノベーション設計・工事業者の選定・ローン手続きなど手間がかかってしまううえ、工事を行う期間の分だけ入居するのが遅くなることがあります。
リノベーション済み物件であれば先にリノベーションを済ませているため、そういった手間や追加資金も必要ありません。
物件が気に入ったら契約し、引き渡しを受けることですぐにでも住むことができます。
物件購入後にリノベーションするより安価
中古物件を購入した後にリノベーションする場合は、初めに物件の購入費用・購入諸費用を支払い、その後にリノベーション設計と見積もり、工事を行う流れになります。
しかしいざリノベーションを開始し出すと思っていたより傷みが大きく、補修の費用がかさんでしまうこともあるのです。
リノベーション済み物件であれば、そもそもリノベーションを行う必要がありません。
理想の物件が見つかり次第購入することで、予算を大幅に超えてしまうということもなく、結果的に安価で済むのです。
リノベーション済み物件のデメリット
メリットの多いリノベーション済み物件ですが、デメリットもあります。
建物構造の老朽化
リノベーション済み物件は見た目が新しく見えても、構造部分である柱・梁は築年数とともに古くなり劣化しています。
リノベーション済み物件を見た時に「見た目が新しそうだから大丈夫だろう」と思って購入してしまうと、建物構造の老朽化に気づかず見過ごしてしまう可能性もあります。
「補修・補強が行われているか」「柱・梁などの基礎部分の構造が老朽化していないか」「シロアリ被害」「雨水が構造部分に侵入してきていないか」などのポイントに注目して、見極めていくことが大切です。
見えない部分に欠陥がある場合も
工事が完了しているリノベーション済み物件ですが、見えない部分に欠陥がある場合もあります。
しかし壁の中まで見ることはできないことから、しっかりと断熱施工などが行われているのか確認することは難しいでしょう。
そのため、安心・信頼できる業者から物件購入することがおすすめです。
おわりに
今回は、リノベーション済み物件のメリットとデメリットについてご紹介しました。
リノベーション済み物件であればリノベーションの手間や時間、費用をかけずに、すぐに住み始めることができます。
しかし一方で、建物構造の老朽化や欠陥が見つかりにくいといった問題もあります。
リノベーション済み物件のメリットだけでなくリスクなども考慮し、後悔の無い中古物件購入を行ってください。
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