約20年前に新築で購入されたマンションのお部屋をフルリノベーション。
お子様が独立され、ご夫婦お二人だけの暮らしになり、トイレや給湯器など年々設備が傷んでいくのも気になっておられたH様。
「いっそのこと全部変えちゃおう」と、リノベーションのご依頼をいただきました。
「設備を入れ替えたい」「キッチンの使い勝手を見直したい」「土間を広くして自転車のメンテナンスができるスペースを作りたい」といったご要望に受け、提案させていただいたのがこちらの間取り。
2つあった洋室をひとつにし、コンパクトにまとめて東側の窓辺に配置。洋室一間分をウォークインクロゼットに変更し、玄関土間からLDKに抜けられるようにしました。
土間もダイナミックに広げ、壁に有孔ボードを張って自転車をディスプレイしていただけるように。
洗面スペースは脱衣スペースから切り離し、洗面化粧台を玄関ホール内にレイアウトしています。
キッチンを180度反転させて配置し直し、オープンな造りに変更したことで、バスルームをゆったりと取り、脱衣スペースに室内干しができるランドリー的な機能を持たせることができました。
お打ち合わせが進む中、リビング内にもちょっとしたものがしまえる収納を設けたいというお話から、収納付きのベンチシートをご提案。
普段使いのものをすっきりしまっていただけるようになっています。
無垢フローリングの床にライトグレーの壁を合わせて天井をコンクリートに。
デザインはスクールバスの過去の事例を参考にされ、ブルックリンスタイルのインダストリアルな空間を目指されました。
黒で仕上げた框デザインのフレンチドアは、スクールバス大阪のカフェのドアがモデル。
本物の古レンガを積み上げた壁などは目地の色にまでこだわり、リビングのベンチシートも空間のイメージに合わせて古材で造作。
モルタルの土間も気に入っていただいており、有孔ボードで仕上げたディスプレイやステンレスとタイルを組み合わせた洗面化粧台など、まさにブルックリンの雰囲気。
グリーンが素敵に馴染む空間に生まれ変わっています。
ご相談いただいた当初から、海外で暮らすお嬢様が帰国される日までに完成させて、サプライズでお披露目がしたいというご要望も。我々もその想いに応えるため、スケジュールを調整しながらリノベーション工事を進行。
結果、サプライズは大成功し「日本に帰ってきたら実家がカフェみたいになっている!」と喜んでいただいていたそう。
神奈川県茅ヶ崎市 M邸
兵庫県尼崎市 W様邸
京都府京都市 Y様邸
京都市 N様邸