上品でゆとりのある癒しのペントハウス

concept
コンセプト

マンションの最上階、お祖父様から譲り受けられたペントハウスのリノベーション。

イメージされていたのは、海外の老舗ホテルのスイートルームのような上品でゆとりのあるリラクゼーション空間。
メーカーや設計事務所系のリフォーム会社など、複数検討されていた依頼先の中からスクールバスをパートナーに選んでいただき、ご覧のお住まいが完成しました。

玄関のドアを開けると、専用のエレベーターホールから続く白い大理石調タイルが土間やエントランス、奥の廊下まで広がる大空間。
壁や天井も白で統一し、フロートタイプのシンプルなシューズボックスも白で造作。カウンターの上にはフレグランスと鍵などの小物が置けるトレイのみ。インテリアの配置からもゆとりが感じられます。
玄関正面の扉を開けると手洗いコーナーがあり、帰宅されたらサッと手洗いうがいをしていただけるように。こちらも白を基調としたホテルライクな造りになっています。
玄関からエントランスを左に折れ、幅の広い廊下を抜けた先がリビング・ダイニング。細く仕上げたアイアンフレームのリビングドアはまるでオブジェのよう。ガラスの先に見える景色も意識しながらデザインを検討しました。

リビング・ダイニングももちろん、間仕切りのない大空間。
モールディングをあしらった白い壁とヘリンボーンの床がご夫婦のこだわりで、ウィスキーがディスプレイされた飾り棚もお二人のお気に入り。デザインはあくまで上品に。
モールディングはデコラティブなものを避け、できるだけシンプルなものをセレクト。ヘリンボーンも貼り合わせ部分を直線に仕上げてすっきりとした印象にしています。
テレビを壁掛け、エアコンを天カセにし、生活感がでがちな家電も目立たないように。グレージュで揃えられた優しいフォルムの家具がしっとりと馴染む癒しの空間になりました。

キッチンはダイニングの奥にレイアウトし、バックヤードと繋いで家事がしやすい動線を計画。キッチンから寝室まで一本の長い廊下で繋ぎ、その動線上に、ダブルシンクの洗面化粧台を備えたパウダールームや壁と天井を黒で仕上げたトレーニングルーム、ご夫婦の洋服や鞄、靴などが優雅にしまえるドレスルームといった機能を配置。
行きたい場所へ最短距離でアクセスできるように工夫しています。
広いバルコニーに面した明るい寝室はシンプルなデザインで落ち着いた雰囲気に。壁をふかしてベッドヘッドを造作し、アート作品や写真が飾れるように。床も木目のものをセレクトし、優しいイメージに仕上げています。

「パブリックとプライベートをしっかりと分けていただいたことで人を招きやすい家になりました」とご主人。15〜20人のご友人が集まり、バルコニーを開放してバーベキューを楽しまれたこともあるそうです。

details
詳細

BEFORE

AFTER

DATA

リノベーション価格 2,260万円
施工面積 150㎡
築年数 38 年
工期 3ヶ月
所在地 兵庫県尼崎市
家族構成 ご夫婦
間取り 2LDK
物件種別 中古マンションリノベーション

STAFF

planner Aki Hatae
designer Ayumi Kaku

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